株式会社アドバンスコンプリート
代表取締役 齋藤達也
 
目配り、気配り、おもてなしの心で
「よかった」と言ってもらえる提案を。
 
 
バーベキューと保険代理店の共通点
それはホスピタリティ
 
 
 
BBQ(バーベキュー)インストラクター。
アドバンスコンプリート代表・齋藤達也のもうひとつの顔だ。
「一人焼肉って聞きますけど、一人BBQってないですよね。BBQはコミュニケーションのツールなんです。みんなでわいわいやるから楽しい。」
社内の懇親会もあえてBBQで。手間はかかるけれど、喜んでもらえることがなによりも嬉しいという。
 
 
 
 
 
「BBQって目配り気配りが大事だと思うんですよ。それから、おもてなしの心。焼き上がってポンと置いたって、だれも食べないじゃないですか。たとえば、シンプルに塩だけで焼いたしいたけ。『世界一おいしいシイタケだよ』って出すと『えーっ!世界一ですか?』って。
いまこの瞬間、美味しいところを食べてほしいから、アンテナを張って焼き上げて、ひと言添えてサーブする。そこにちょっと感動するわけですよね。
保険も同じで、『保険どうですか』じゃなくて『保険ってこういう効能があって、こういう使い方すると損しない入り方だし、安心ですよね』ってお話すると興味をもっていただける。
BBQと保険代理店の仕事って、そういうところが似ているなと思います」
 
 
「入っていてよかった」と
「この仕事をやっていてよかった」が重なった東日本大震災
 
齋藤代表は布団屋の二代目。横浜で3年間、布団の訪問販売をする“丁稚奉公”を終え、故郷の古川へ戻って来た。
「帰って来てみたけれど布団は思ったように売れなくて。将来に不安を感じて始めたのが保険の代理店。
やっぱり人と会ってお話しするのが好きなんですよ。一日中デスクワークはいまだに無理です(笑)」
以来三十年近く、お客様のライフスタイルや人生設計にあった保険を提供してきた。とくに力を入れてきたのは地震保険。
「宮城県沖地震のあと30年以内に99%の確率で大きな地震が再来するというデータがありました。なので地震保険は強くお勧めしてきたんです。」
 
交通事故の現場ではよく聞かれる「入っていてよかった」という声。震災のときの「入っていてよかった」はとくに感慨深かったという。
「この仕事やっていてよかったとつくづく思いました。保険金がなかったら路頭に迷っていたかもしれないし、ダブルローンを組んでいたかもしれない。再起不能かと思われたお店も『保険のおかげで再開することができた』と涙ながらに喜んでいただいた時は本当に嬉しかったですね。」
 
震災を境に、自身も仕事に対するイメージが変わったという。
「この仕事に使命感を持ったというか、お勧めすることが我々の仕事なんだと。保険料が高いからお勧めしにくいとかこちらで決めることではない。お客様にきちんと保険のしくみを伝えて、理解してもらって、予算立てをする。家を建てるのと同じです。
震災は『なにがお客様に本当に必要なのか』を考えさせられる出来事でした」
 
 
 10人いたら10通りの保険の入り方がある
 
いまやインターネットや通販で保険に加入できる時代。とにかく安い保険料で、と金額で選びがちだが、有事のときに使えなければ高い買い物になると齋藤代表。
「きちんと勉強して選べればインターネットや通販でもいいと思うんです。でも間違った条件でクリックしちゃうと保険金が出ない場合もある。実際にそれで相談に来られたり、『これで大丈夫かな』と証券を持ってセカンドオピニオンを求めて来られる方もいます。」
 
一人でジャッジし、自己責任で加入するか。それとも専門家にアドバイスを受けて決めるか。
「我々は保険という目に見えない商品を“見える化”しています。お客様にヒアリングしながら条件をひとつひとつチェックして、本当に希望に合っているのか検証していく。今の悩みや今起こったら困ること、そして将来の夢も聞いて一緒にオーダーメイドの保険をつくっていきます。10人いたら10人とも違う保険でいいと思いますし、悪い保険・いい保険ってないと思うんです」
 
 
 
信頼関係の続くお付き合いを目指して
 
ライフスタイルや生活環境、人生設計…保険プランを提案する以上、お客様のプライベートにも一歩踏み込まざるを得ない。
「昔は外交員が訪問しましたが、いまは『家に来てほしくない』という若い方も増えています。ご都合のよいときに来ていただけるように、3年前に社屋を建てました。気楽にコーヒーを飲みに来てほしいですね。」
 
明るい光が差し込む、アットホームな雰囲気。キッズスペースも設けられ、スタッフが笑顔で迎えてくれるのも嬉しい。
「保険代理店は目的がないと行きづらいと思っている方も多いですよね。うちはお客様と近い年代のスタッフが対応させていただくんです。価値共有できる世代同士、お客様とスタッフで話が盛り上がっている光景をよく見ますよ。」
 
古川でもうすぐ30年。
「この会社を大きくしようというつもりはないんです。それよりも、何代も続けて任せてもらえる関係を構築しよう、そうなるための価値提供をしていこうといつもスタッフと話しています」
スタッフは20代~70代まで10名。そのうち4名がBBQインストラクターだ。BBQ仕込みのホスピタリティあふれる対応で、将来「入っていてよかった」の笑顔がつながり、広がっていくことだろう。
 
 
撮影・取材・文章 わたしのかたち編集部