人生をたのしむためのお金のはなしあどばんす

母譲りの手しごと好き。想い高まりお店を開業。
「蓄え」の大切さ、実感しています。
 雑貨店店主 | 高橋 綾さん 〔宮城県塩釜市〕
 
「暮らしと道具の店手しごと舎」。
綾さんが2018年に開いた小さな雑貨店です。編み目が整った竹籠、レトロ感が可愛い亀の子束子、書く側も送られる側も心踊る美しい便箋…。店内に並ぶのは「手づくり」や「丁寧な仕事」で生み出されたものたち。
「老舗の職人さんが一つ一つ手作りしています」。さりげなく背景を伝える綾さんの様子から商品への深い愛着が伝わります。 綾さんはピアノ教室の先生で、女の子2人のママ。そこに雑貨店店主の「顔」が加わったのは、「さまざまなタイミングが重なったため」
2年ほど前、両親との2世帯住宅を建てる計画が持ち上がりました。同じ頃、5日間の検査入院をすることに。幼い娘たちと離れ検査の日々。寂しさと不安を抱えながらの時間は、人生を見つめ直すきっかけになりました。
「久しぶりにじっくり自分の顔を鏡で見たら、歳とったなと思いました。これから先を考えた時、好きなことをやらなくちゃいけない、やろう!ってなったんです。人生は一度きりなんだから」
家族の理解を得て、新居に併設する形でお店を開くことに。病院の検査結果も「問題なし」でした。
手しごとへの興味はお母さまの影響が大きいそう。編み物や裁縫が得意で、綾さんのセーターやピアノ発表会のドレスも手作りしてしまうほど。
幼い頃から手しごとが身近だった綾さんですが「当時は興味なくて、〝また何か作っているな〟と思う程度(笑)。
それが年齢を重ねるにつれ、自分も同じようなことをやっていたんです」
綾さんの手しごとは「紙」。海外から取り寄せた紙でレターセットなどを作り、ネット販売もしていました。このネット販売での蓄えで、お店開業の際の仕入れ、机やレジ台といった什器、看板制作、ロゴデザインなどの費用を賄えたそうです。
「母の教えで、子どものころから〝使うお金〟と〝貯めるお金〟を区分して考える習慣が付いています。ネットの売り上げも、〝何かのために〟〝自分のために〟と手を付けずにストックしていました」
家族に負担を掛けない範囲で新しい一歩を踏み出せた綾さん。「少額でもストックを持つのは大事だと思いました。お金を貯める習慣を付けさせてくれた母には感謝ですね」と語ります。
失われつつある手しごとを残すことも、お店を開いた目的の一つ。
「ラオスのレンテン族の刺繍が好きで、いつか仕入れたいと思っています。でも現地ではバナナを作って売った方がお金になるからと刺繍の作り手が減っているそう。
日本も同じです。職人が減少していて、どんどん手しごとが無くなるのはもったいない。そのためには、まずは知ってもらうことが大事。
工房見学会やワークショップも開きたい」と思いは尽きません。
手を動かし、そこから生まれるものの価値や素晴らしさを多くの人に。お母さまから綾さんへ、そしていつか娘たちにも。手しごとへの想いが家族の絆も紡ぎます。

4.5畳ほどの店内に綾さん選りすぐりの職人さんによる手しごと品が並びます。 4.5畳ほどの店内に綾さん選りすぐりの職人さんによる手しごと品が並びます。

4.5畳ほどの店内に綾さん選りすぐりの職人さんによる手しごと品が並びます。

偶然にも色違いのTシャツで取材に応じてくれた綾さん(右)とお母さま。仲の良さがうかがえます。 偶然にも色違いのTシャツで取材に応じてくれた綾さん(右)とお母さま。仲の良さがうかがえます。

偶然にも色違いのTシャツで取材に応じてくれた綾さん(右)とお母さま。仲の良さがうかがえます。

ラオスの少数民族レンテン族の刺繍。 ラオスの少数民族レンテン族の刺繍。

ラオスの少数民族レンテン族の刺繍。

ご自宅の火災保険加入をきっかけにアドバンスコンプリートとお付き合いが生まれました。「編み物好きな私の母親ともどもお世話になっています」と齋藤社長。 ご自宅の火災保険加入をきっかけにアドバンスコンプリートとお付き合いが生まれました。「編み物好きな私の母親ともどもお世話になっています」と齋藤社長。

ご自宅の火災保険加入をきっかけにお付き合いが生まれました。「編み物好きな私の母親ともどもお世話になっています」と齋藤社長。

暮らしと道具の店 手しごと舎 〔宮城県塩釜市錦町18-19〕
「榛原」「白木屋傳兵衛商店」といった老舗、雑誌でも人気の「たま木工」など、綾さんが実際に使ってみていいと思ったもの、使ってほしいものたちが並びます。手編みや手織りのキットも。寒くなるとお母さま手編みの靴下やマフラーなども登場。毛糸をフィンランドやアメリカ、トルコなど「羊の国」から取り寄せる本格派で、発色も風合いも素晴らしい!今秋にはインドの手紡ぎ手織りの布「カディコットン」の洋服やストールの展示イベントを開催予定です。
※不定休営業。お店のInstagramでご確認のうえ、ご来店ください。

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